Boy sitting with his dog and boxes in new home

引越し業者が運べない荷物にはどのようなものがあるか?

引越しの際には、基本的にいま住んでいる家の中にあるものをすべて新居に運ばなければなりません。

しかし、すべての荷物を引越し業者が運んでくれるとは限らないのです。

実は、引越し業者にも運べない荷物があるのです。

拒否される荷物には「業者が拒否してもいい」とされる荷物と「運ぶと違法になってしまう」荷物の2種類があります。

業者が拒否できるものというのは、動物や植物、現金類、高額なもの等があげられます。

動物や植物は管理が難しいですし、万が一のときの保険も適用されません。

もしものことがあっても引越し業者は責任が取れないので、基本的にはそういった荷物は拒否しても良いことになっています。

しかし、業者によってはペットや観葉植物は家財扱いで運んでくれる業者もありますので、

自分で運ぶのが難しい場合は、そういった荷物も運んでくれる業者を探すようにするといいでしょう。

現金類というのは、現金、有価証券、通帳、カード類、貴金属などが当てはまります。

こういったものも保険適用外ですので、頼んだとしても運搬を断られるのが普通です。

引越し業者もそういったものを運ぶのは嫌でしょうし、依頼者としても赤の他人に貴重品を任せるのは不安なはずです。

そういったものは、自分で運ぶべきです。

高額なものというのは時価30万円を超えるような家具や荷物で、保険の補償限度額を超えるようなものが当てはまります。

そうはいっても、実際には大型の家具などは補償額よりも高いものが多いですし、破損したとしても完全に補償されないということに同意をすれば運んでくれます。

運ぶと違法になるものは、人間やガソリンなどが入ったままの車、バイクなどになります。

人間を有償で運ぶ場合には、タクシーと同様の認可が必要ですし、運転手の免許証も2種免許が必要になってしまいます。

つい転居先まで引越し業者のトラックに同乗していきたくなりますが、それをすると違法ということになってしまうのです。

ガソリンが入ったままの車やバイクは運搬中に発火する危険性があり、消防法に抵触してしまいます。

それらを抜いた状態でしたら問題はありませんので、運搬をお願いするならば事前に抜いておくようにするといいでしょう。